OTCQXとOTCQBとは
OTCQX, OTCQB立ち上げの背景
以前ピンクシート(現在のOTC Pink)を運営するOTC Markets Group, Inc.は、2007年3月5日、マーケット改革の一環としてOTCQX, OTCQBという市場区分を立ち上げました。現在のOTCQXとOTCQBは、FINRAが運営するOTCBB以上の銘柄数があり、株式取引も活性化しています。現在は、OTCBBに代わって米国店頭市場の柱となっています。
OTCQX
OTCQXは米国店頭市場の最高ランクに位置付けたれる市場であり、ナスダックを目指すことができる実力を持つ企業が多くリスティングされています。また世界的な有名上場企業の多くもOTCQXに重複リスティングしています。OTCQXはロンドン証券取引所AIMに倣ったアドバイザー制度(DAD/PAL)をベースにしており、指定されたアドバイザー(投資銀行、法律事務所等)を指名する必要があります。
OTCQXの公式ホームページ
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OTCQB
OTCQBについては、SECへの継続的なディスクロージャーを義務付けられており、ナスダック準備市場として位置付けられます。FINRAが運営するOTCBBとの重複リスティングも数多く見られます。
OTCQBの公式ホームページ
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OTCQXとOTCQBには、二つの大きな意義があります。一つはペニーストック投資の場です。(ペニーストックとは株価が1ドルに満たない株式で、大化け狙いができると言われています。)
そしてもう一つは、ナスダック、NYSE MKT(以前のアメリカン証券取引所)、そしてNYSE(ニューヨーク証券取引所)へステップアップするための新興市場としての価値です。
さらにOTCQXについては米国店頭市場の最高ランクに位置づけられ、この市場でもかなりの取引規模と流動性が期待できます。
このサイトの目的は、新興市場としてのOTCBB/OTCQB/OTCQXの価値を日本に広めていき、ベンチャー企業の新しい選択肢を提供することです。